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2026.01.12

㈱あさひ合同会計 代表取締役社長 藤原 耕司
新年明けましておめでとうございます。
2026年は冬季オリンピックとサッカーワールドカップという世界的なスポーツの祭典が、ともに過去最大規模で開催されます。日本選手の活躍や試合結果に一喜一憂しつつ、世界の広さや平和、そして共生の意味に思いを巡らせる一年となりそうです。
若い頃、「国際化」とは都会の出来事のように感じていた。しかし今、街を歩けば地方都市の岡山でも、アジアに限らず欧米など、さまざまな地域からの旅行者が目につくようになった。海外にルーツを持つ人々が働く商業施設も珍しくなく、海外出身の方が運営する店舗も増えている。
あさひ合同会計のお客様の中には、技能実習制度(育成就労制度へ再編予定)を活用しなければ事業継続に支障が出るケースもある。また、国籍の異なる経営者もいらっしゃる。
日本社会はすでに、国籍や文化の違いを前提として成り立つ局面に入っている。
その中で浮き彫りになるのは、観光客増加に伴うオーバーツーリズム、文化・価値観の違いから生じる誤解といった課題だ。お客様からは、現場でのコミュニケーションの行き違いやトラブルの話も届く。光と影は表裏一体。人材の多国籍化に頼らなければ社会が回らない一方で、理解や受容が容易でない場面も少なくない。
近年、日本語教育や生活支援の重要性が注目され、日本語教師の資格取得を志す人も増えている。言語指導にとどまらず、日本の文化や社会規範に触れながら寄り添う役割への期待は大きい。一方で、資格取得者であっても、期待される役割に対して処遇が十分に追いついているとはいえない面があり、善意や使命感に依存する体制の持続性が気がかりだ。
共生とは、利益や利便だけで成り立つものではない。互いの前提や背景に目を向け、想像力を働かせる姿勢が欠かせない。しかし、頭では「共生が大切」と理解していても、報道やお客様から見聞きする出来事を、仮に自分の日常や仕事に重ねてみると、そう簡単に割り切れないジレンマもある。
スポーツの舞台で感じる世界の躍動は、単なる娯楽を超え、他者との距離だけでなく自らの立ち位置を考えるきっかけにもなる。共生を進める取り組みや制度がより整うことを願いながら、傍観者とならない一年を過ごしたい。