スタッフブログ

2024.03.25

1万時間の法則

㈱あさひ合同会計 本同

 子どもから、1万時間の法則を教えてもらいました。何かでプロフェッショナルになるためには、1万時間を費やさなければならないと。なぜ、子どもが私にその話をしたかと言うと、私の料理の腕前が時間数に伴っていない、と疑問に思ったからだそうです。家族からも指摘される通り、私は料理を作ることが苦手です。まず何を作ろうかというスタート段階から思い悩み、いざ料理を作り始めてからもサクサク進みません。夫に、手が止まっているよ、と今まで何度もキッチンで言われたことか。

 主婦になって20年、1日に費やす料理の時間が3時間くらいなら、1年で1,095時間、20年で21,900時間。1万時間の法則に則るなら、料理の腕前はプロフェッショナルの域に達しているはず。なのに、このあり様は…と、どんどん自己肯定感が下がっていきます。

 そんな深い悩みから解放されたいと、ミールキットの配達を試してみることにしました。レシピと必要な食材がセットになったものが配達されるので、献立に悩んだり、買い物に時間をかける必要がなくなりました。また食材がカットされているものや、味付けされているものも選ぶことができ、時短でバランスの良い食事を作ることができます。自分でも手を加えるので、料理を何もしていないという罪悪感もなく、一石二鳥です。ミールキットのおかげで、サクサク料理を作ることができるようになり、心なしか料理ができる人になった気でいます。

 苦手意識が少し減ったことから、おいしく作るためには、どうしたら良いか考えながら料理をするようになりました。ただこなすだけの時間と、考えながらする時間の質は全然違うと実感し、失われた21,900時間は、前者だったと、今更ながら反省をしました。子どもには、『時間数だけでは評価できないんだよ。これからは料理の腕前が上がるはず…』と伝えようと思っています。