スタッフブログ

2022.06.07

どの業種がいいですか?

㈱あさひ合同会計 岸本

 この質問は少なくとも100回はいただいているように思います。
 単なる世間話、お子様の将来への不安、世間全般が厳しいという状態を再認識して奮起したい等、様々な思惑から発せられるこの質問に対し、最近は特に口籠ってしまいます。

 コロナ禍において悪影響を受けた会社が多いことが一つ、その一方で、周りがどんな状況であっても一定以上安定して伸び続けている会社が実際には存在するという点が大きな理由としてあります。そういった会社は、普段から仕事が許容量を超えて断らざるを得ないことが多く、元々単価の良い仕事を選べている場合も多いように思います。結果として、実際には少なからず悪影響は受けているが、目に見えて数字に現れる前に悪い状況が収束するという印象を受けます。

 こういった会社の社長に「どうして社長のところは同業他社より順調なんですかね?」と質問してみることがあります。最初の返答はまちまちですが、深堀りしていくことで同業他社との差別化を教えていただけます。多くの場合、仕事が速い・正確・特殊という点のどこかに強い特徴があり、どの点も疎かにしていないというバランスを感じます。

 急激に進んだ円安、ウクライナ情勢による固定費の増加等、まだまだ厳しい状態は続きそうです。だからこそ、皆様方には一度立ち止まってご自身の会社を見直していただきたいと思っています。  今後、生き残るためにはより一層の他社との差別化が必要になるのは明らかでしょう。価格・サービス・スピード・営業力・斬新さ…伸ばすべき部分が見えてくるかもしれません。皆様がお忙しいのは十分に理解しています。そんな中でも「考える時間」をぜひ大切にしていただければと思います。
 ご自身の頭の中を整理したい時、少しでも私共の顔が浮かぶよう精進して参ります。