スタッフブログ

2021.02.08

ゆとり

 

㈱あさひ合同会計 笠井 

 毎度お馴染みの繁忙期がやって参りました。確かに忙しい時ではありますが、1年でみれば確定申告もルーティンワークのうちです。忙しいことを仕方のないことと受け入れてしまうと改善できなくなってしまうので、そう思わないようにしています。忙しくてゆとりがないときには成果もあがりづらいですし、新しいチャンスも回ってきません。ゆとりを持てるようにならないとなりません。ゆとりがないと、仕事がスムーズに進まず、質が落ちてやり直しが増え、ますます焦るという悪循環が生まれます。

 私の場合は、業務を依頼された時仕事が混み合っていても、「明日の午後でよいですか?」と返事が出来るときはまだ大丈夫。「いつまでに?」と真っ先に確認する時は、いつその仕事に取りかかれるか把握ができていないので要注意です。そのまま片っ端から片付けていきたくなりますが、急がば回れ。ミス多発の危険信号ですから、気持ちを切り替えて段取りを組み直すほうが効率的です。

 若い頃は歳を重ねれば自然と要領がよくなってゆとりができるものだと思っていました。近頃、そうではない事を、身をもって感じています。

 経験を積めば任せられる仕事は増えていく。それとは逆に年々体力•記憶力•集中力は落ちていく。同じやり方を続けていけば必ず限界は来ます。ゆとりを持つためには、無駄を省いていかなければいけません。それまで当たり前にやってきた事を疑いの目でみてみる。この作業は本当に必要か。自分でしないといけないことなのか。でも、やめる決断も対処法も固くなってきた私の頭で考えるのはなかなか難しい。

 ここで頼りになるのが同僚達です。こんなことに手間を取られている。これの代わりになる物はないかと助けを求めれば、最新の知恵を授けてくれます。新しいシステムに慣れるまでは時間もかかりますし、愚痴も言ってしまいますが、着実に無駄な業務は減ってきています。多少まわりに迷惑をかけてでも、お荷物にならないようこれからも努力していきたいと思います。