スタッフブログ

2015.09.01

no rain no rainbow

㈱あさひ合同会計 笠井

 私は天プラガールというフラチームに所属しています。「天ぷら!?」とよく聞き返されますが、チーム名の由来は天ぷら好きだからではなく、メンバーが天神山文化プラザ(略して天プラ)でフラを習っていたことによります。練習は週1回で、夏祭りや敬老会によんでいただいたり、8月は烏城灯源郷ライブでも踊らせていただきました。

 フラに出会って6年がたち、フラも天プラガールも私にとってかけがえのない存在です。フラについてもっと知りたいと思うようになりました。踊りだけでなくフラの歴史やハワイ語をすこしずつ学んでいます。
 ハワイには素敵なことわざがあります。例えば、小錦さんが歌う「no rain no rainbow」のもとである「Ole Ua,‘Ole Anuenue.」
 意味は2通りあります。ひとつは、雨が降ると憂鬱だけど、雨が降らなければ虹もでることはないということ。つまり、良くないことがあっても、その後に必ず良いことが訪れるというポジティブな意味です。

 もうひとつは、雨は天からの恵みであるということ。この自然の恩恵があるからこそ、美しい虹を見ることができ、人は生きていくことができます。自然への感謝の気持ちを忘れてはいけないという謙虚な意味です。

 素朴な表現ながらも、的確に自然の摂理をとらえ、人生の紆余曲折を乗り越える言葉としてとても意味深いことわざだと思います。
 このことわざからもわかるように、アロハ・スピリットには世の中に「偶然」というものはなく、すべて必然的な良い出来事であるという、古代の教えが根付いています。

 毎日を忙しく過ごしていると、自分の思い込みや価値観、短い時間の断片だけをとらえ、これは良くないことだと決めつけてしまいがちです。私も、ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったりします。そんな時はフラを踊り、自然のゆるやかな流れに身を任せると、自分の悩みや苦しみがなんだかちっぽけなことに思えてきます。これまでもこれからも無駄な出来事は何もなくて、自分の捉え方次第なんだと気付かされます。

 落ち込んだ時、「no rain no rainbow」を口ずさんでみてください。元気がでるかもしれません。