スタッフブログ

2015.10.01

32歳という年齢

㈱あさひ合同会計 岸本  

 32歳の男性と聞いて、皆様はどのようなイメージを持たれるでしょうか。私は、この9月で32歳になりましたが、30代に突入したときのような何ともいえない複雑な感情を抱くこともなく、32歳という年齢に何のイメージも持たずにその日を迎えました。

 今回、このブログを作成するにあたり、せっかくなので32歳について少し調べてみました。そして、中国最古の医学書といわれている「黄帝内経」には、女性は「7の倍数」、男性は「8の倍数」の年齢になったときに節目を迎え、体に変化が訪れるという記述があることを知りました。

 同著には、32歳男性について、「筋骨や肌肉の栄養状態が最高となり、男性として体が最も充実する」と記されています。つまりは、男性は32歳に成長のピークを迎え、その後は中医学(中国の伝統医学)でいうところの「腎気(生命活動に必要とされるエネルギーの基礎物質)」が衰退していくと考えられています。2,000年以上前の書物において、「男性にとって32歳が一番良いとき」だといわれると、なんだか幸せな気持ちになりましたが、裏を返せば今以上は無いということです。考えるべきは、一番良いときをどう過ごすかなのでしょう。

 私は、32歳が男性にとって一番体力的に充実しているときなのであれば、私の一生の中で最も過酷な状況に身を置き、その状況を乗り越えるにはベストなタイミングなのだと理解しました。現状、日々をダラダラ過ごしているという認識はありませんが、心血を注いで死力を尽くしているか?と問われたならば、そうではありません。

 何事もタイミングやきっかけは重要です。先人が「最も無理が利く年齢だよ」と教えてくれている以樹木上、それを信じて身を預けてみようと思います。32歳という年齢を全力で過ごし、30年後に振り返ったとき、「32歳のときが自分の人生の中で転機となる一番素晴らしい年だった」と誇れるような時間を過ごせればと思います。