スタッフブログ

2014.10.01

ならいごと

㈱あさひ合同会計 松尾 

 私は小学校3年生のころから吟剣詩舞という踊りを習っています。現代に似合わぬ古風でよくわからな習い事だなと思われた方が多いと思います。簡単に言えば「詩吟に合わせて扇子や刀を使って踊る」です。華道や書道のように流派があって、公民館や学校の体育館などが教場になります。年に数回、発表会もります。私は家の近所にある公民館に週に1回通っていて、私の祖母が先生として指導をしています。

 踊りの基本は「あいさつ」です。練習のはじまりとおわり、曲がかかって踊りはじめる前、踊り終わった後。発表会の際には来賓の方や詩吟を歌ってくださる吟者の方、目的は違えどすべてのことに「あいさつ」はつきものです。

 小さなころは「お稽古だから」と思って義務的にあいさつをしていましたが、年齢を重ねるにつれて相手に対して感謝や尊敬の気持ちが大きければ大きいほど、気持ちをこめてあいさつをしている気がします。本当に上手になりたくて教えてもらいたいから「お願いします」、お忙しい中時間をさいてお稽古を見て下さって「ありがとうございました」。あいさつに対する考え方が変わってから、お稽古に対する姿勢も変わり、以前よりも楽しく練習ができている気がします。

 踊りの技術も人格的にもまだまだ未熟な私ですが、少しでも成長できるようにこれからも日々お稽古に励んでいきたいと思います。