役員コラム
2024.05.08
小さなチャレンジ
㈱あさひ合同会計 取締役 今田 泉美
ある調査によると、2024年に始めたいことRANKINGで50~60代の第1位はウォーキング・ランニングなのだそうです。その影響を受けたわけではないのですが、私も先月からウォーキングを始めました。
昨年始めた水泳で、1時間泳ぎ続けられるようになったことは前回書きましたが、ふと、「水中を1時間泳いでいるのに、陸を1時間も歩いていないのはまずいのでは?」と感じ、ウォーキング同好会に入ることにしたのです。
さっそく市内を20㎞歩くイベントがあったので、そのハーフ10㎞コースにまずはエントリーしました。普通の状態であれば、そんなに心配することもないと思うのですが、なにしろ最近10㎞という距離を歩いた経験がないので、かなり不安を抱えての参加でしたが、なんとか最後まで楽しく歩くことができてほっとしています。ちょうど桜満開の時期とも重なり、いいリフレッシュになりましたし、何より、どこの痛みもなく歩けたことがとても嬉しく、もっと長距離のコースに参加してみたいと思うようになりました。
その日、20㎞コースに参加された先輩方の大半は70代後半でした。日頃はどんなトレーニングをされているのか伺うと「最寄りの停留所より2つほど手前で降りて歩くぐらいで、特別なことは何もしていません。でも人間1日20㎞は歩けますよ。」とのこと。おそらくポイントは、特別なことをするよりも、生活の中で小さなチャレンジを積み重ねていれば、20㎞は歩けるようになるということなのではないかと理解しました。つまり、小さなチャレンジをするかどうかです。先輩方がそうおっしゃるので、やはり、これは見習わないわけにはいきません。
まずは生活の中で、どんな風にウォーキングを取り入れるのがいいかを考えてみました。
ちょうどいい距離に後楽園があるので、園内、外周、河原をうまく組み合わせれば、いろんなコースでウォーキングを楽しみながら実行できそうなので、後楽園の年間パスポートも購入しました。ありがたいことに早朝から開園しているので、通勤に時々プラスして歩いています。その日にできる小さなチャレンジです。途中で、きれいな色の鳥を見つけた日や、見とれるような新緑の輝きに感動する日があると、それだけで幸せな気分になります。GWの頃までは、春の幻想庭園も開催中なので、帰りに寄り道しながら、歩く距離を伸ばしてみるのも良さそうです。
ウォーキングに限らず、どんなことでも、1日にひとつくらいは小さなチャレンジができたらいいなと思います。20代の方々のように、始めたことがすぐに身につく年齢ではありませんが、いくつになっても小さなチャレンジを積み重ねる気持ちだけは持ち続けていたいと思います。