役員コラム
2024.01.05
時の流れ
㈱あさひ合同会計 代表取締役社長 藤原 耕司
明けましておめでとうございます。
旧年中は格別なご厚誼を賜り、深く感謝申し上げます。
本年も税務・会計・経営分野で皆様のお役に立てるよう、あさひ合同会計グループ全員で努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年はオリンピック・パラリンピックの開催年。
前回東京に続く、パリ誘致を巡る一部不祥事は横に置いて、各競技を楽しみながら、開催テーマの一つ「持続可能性の追求」を個人でも意識したい。
今回は“3年ぶり”の開催とはいえ、東京大会が昨日のことのように感じられる。
年を取るごとに人が体感する時間の感覚は相対的に短くなると言われる。
時の経過を早く感じるようになるのは、体の代謝が落ちるから、脳の処理能力が遅くなるから、新しい出来事が少なくなるから等の諸説あり、複合的な要因によるよう。
空間と時間の研究で知られる、理論物理学者のアインシュタインは「熱いストーブの上に一分間手をおくと一時間ぐらいに感じられる。しかし、魅力的な人と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。それが相対性というもの」と、時間の感覚についてユーモアを交えて述べている。
体の機能低下には抗えないが、変化を避けず、新しいことに常に関心を持ち取り組むことで体感時間を遅くし、一方で、わくわく没頭する時間を過ごすことで、体感時間が早くなる、メリハリのある一年を送りたい。
アインシュタインは「平和は強制できない。それは理解することでしか到達することができないもの」という言葉を残している。アインシュタインはユダヤ人。中東に届くだろうか。平和の祭典が開かれる年、各紛争地域で相互理解が進み、なるべく穏やかな時間が流れますように。