役員コラム

2022.04.04

遠い空の彼方に

㈱あさひ合同会計 代表取締役 髙木 正男

ロシアがウクライナに侵攻した。聞いた時は耳を疑った。21世紀の現代社会で、あろうことか国連安保理の常任理事国が主権国家に殴り込み。民間人まで無差別攻撃。最悪は原子力発電所へ攻撃まで。テロ行為だ。正気の沙汰とは思えない。できるだけ理解したいと思っていた人にまで見捨てられる行為を自ら行っている。戦時の情報は何が正しいか、時が経って冷静に振り返る事ができるまで判らないが、生々しい映像が直ぐに送られてくる現代において、これは蛮行に間違いなかろう。

周りの世界が偶然にも冷静な指導者であったラッキーで第三次世界大戦には突入しなかったか。話し合いの余地を持たない者に、戦い以外の方法で解らせる方法はあるのか。経済を中心として厳しい制裁を次々に打っていく。それには、資源大国に対してこちら側の痛みも大きいが、当分我慢が続く事を理解し、覚悟しなければならない。本音ではプーチンと同様な事をしかねない、かの国の指導者らに独りよがりの行動は決して良い結果をもたらさない事を知らしめるためにも。

人類はコロナと戦っていたはずなのに、その終戦も見えない間にさらなる試練である。

様々な物不足、値上がり、平和で自由な世界のために、人類の未来のために我慢の時が続く。

高校生の頃、反戦歌は下火になっていたが五つの赤い風船というフォークグループが好きで、大阪までコンサートを聞きに行っていた。それから50年間、世界のどこかで戦いがある度に口ずさんでいる歌がある。

  

「遠い空の彼方に」 五つの赤い風船  作詞・作曲 西岡たかし

遠い海の彼方に  小さく青い島がうかぶ
私はいつも島をながめ  この浜辺で夢を見る
あの青い島にきっと  白いお家があるだろう
カモメやイルカが集まる  ぼくはみんなと暮らすんだ
遠い海の彼方に  大きく黒い波が続く
私はいつも海をながめ  この浜辺で夢を見る
いやな夢あの国では戦争が  人々が子供たちが泣き
幸せどこにあるのだろう
遠い空の彼方に  ぽっかり白い雲が浮かぶ
私はそっと空をながめ  この浜辺で夢を見る
あの白い雲にきっと  幸せの神が居るのだろう
私はそっとひざまずき  みんなの幸せ祈るんだ