役員コラム

2022.01.05

初夢

㈱あさひ合同会計 代表取締役 髙木 正男

新年あけましておめでとうございます。幸多き初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また旧年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます。本年が皆様にとって良い年となりますよう、あさひ合同会計グループ一丸となって励んでまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス発生から2年が経った。中国発祥だったが世界中で変異株が次々発生し波を作った。現在はデルタ株からオミクロン株に置き換わるところで第6波はどうなるだろうか。思い返せば情報もワクチンも無い最初の1年半は恐怖との戦いだったが、昨年後半からワクチンの力とマスク等の人間の地道な努力によって少しは光が見えて来たのか、ただの錯覚に過ぎないのか。願わくば、ウイルスと人類の英知との競争の間にウイルスが弱毒化し、内服薬とも連動してオミクロンが「コロナ終わりの始まり」であって欲しい。ただそうであっても地道な努力は、まだまだ当分の間続けていく覚悟は必要だが。

コロナが無くても社会の変化スピードは増している実感が誰しもあったと思うが、コロナ禍においてリモート・デジタル化は言うに及ばず様々なものの変化は一層加速し、人間の行動や性格までも変えていく。アフターコロナで以前のやり方が通用するはずがない。

「新しい時代」はいつの世でも繰り返される言葉であったが、今回は今までとは桁が違う。ただ、様々なものが変わり、それに対応していかなければならないが、変えてはいけない原理原則があろう。昨年のNHK大河ドラマ渋沢栄一から資本主義における真の経済の考え方を学び直した気がする。「論語と算盤」(倫理あっての利益)の考えは、これからも座右の銘とし、新一万円札とともに生きていきたい。

多様性を認め、相手を思いやり、お互いを信じあえる。その上で痛みもフェアに分け合って、エゴも無く皆の幸せを一緒に掴んでいく。世界中の皆が、それを理解し実行できる人達になれていたら。それこそが人類の進歩・成長の証。アフターコロナが真に平和な世の中になっていてくれたら。新春、私の初夢。