役員コラム
2020.12.03
カジュアル
㈱あさひ合同会計 副所長 藤原 耕司
通年ビジネスカジュアル制度を6月に導入して約半年。
お客様とお会いする際、清潔感のある服装を心がけるということはあるが、カジュアルの度合いは各人の判断に委ね、一年を通してドレスコードはなし。
強制ではなく、男性であれば引き続きスーツ愛用者も多いが、夏、短パン姿の男性社員もちらほら(内勤時です)。
導入した目的の一つは、環境への配慮。なるべく、社内温度を一定に。
寒いと感じれば重ね着、暑いと感じれば薄着。
もう一つは働く、を快適に。
例えばスーツは動きにくい上に、夏は暑く冬は寒い。
頻繁にクリーニングに出すわけでもないから衛生面もいまいち(私見です)。
スーツにあわせる革靴は足も疲れる。
スーツそのものは好きだし、今もなお着ることは多いけれど、使い分けすることにより、体も気持ちもずいぶん楽になった。
着用頻度が減ったので毎年のスーツ新調を今年は見送り。
なじみの店員さんの顔が頭に浮かび、申し訳ないような。それは心残り。
生活様式の変化ほか、在宅勤務の広がりや先行き不透明な景気による買い控えから、紳士服業界全体で業績が悪化している。
紳士服業界に限らず、新型コロナの影響を受けた弊社のお客様も多い。
税理士事務所としてお手伝いできることもあれば、そうでないこともあり、無力感を覚えることもあった。
気が付けば、あっという間に社会全体が様変わり。
税理士業界も、仕事の内容・方法が変わりつつあることをひしひしと感じる。
強いものではなく、変化に対応ができた者が生き残る、という言葉を今一度かみしめながら、今年を締めくくる。
来年は、カジュアル本来の意味「くつろぐ」ことが多く、気持ちもスーッとする1年となりますように。