役員コラム

2020.08.03

見えないところ

㈱あさひ合同会計 取締役 今田 泉美

コロナ禍で自粛生活が続いていたときに、ふと目にした断捨離の番組。

見えないところの収納は7割。
食器戸棚は詰め込まず、お気に入りの器をディスプレイするつもりで飾るように置く。
キッチンやリビングの平面には物を置かない。

この番組に触発されて始めたのが押入れの断捨離です。コロナ禍で自粛生活だからこそ、できることをやりたいと思っていたので、これだ!と思いました。
長い間、押入れの片付けを後まわしにして物を詰め込んだ状態だったので、この際、半分に減らすつもりで片付けました。
今や我が家の押入れの収納率は6割ほどです。余白があるので、例えばアイロンや掃除道具といった物もディスプレイするように置いてみました。
すると、取り出しやすく、しまいやすいので、アイロンかけのような作業も以前に比べて億劫ではなくなり、メンテナンスもしやすいことに気が付きました。家の中が少し機能的になって、生活の質が向上したような気がしています。
たかが押入れ、されど押入れ。
人からは見えないところなので、片付けても片付けなくても表面上は全く変わりがないのですが、見えないところがきれいに整理整頓できている、というのは何とも清々しく、自分自身が心地よいのです。

人から見えない押入れの中、心の中、人が見ていないところでの行動・・・。
この「見えないところ」のあり方というのが、実はとても大切なのではないかと思うのです。

見えないところだから、そこにはちょっとした努力や自分自身を律していく強さが必要になります。それも、筋トレと一緒ですから、日々やっていないと筋肉にはなりません。表を飾るだけでなく、見えないところの筋肉を鍛えていきましょう。

でも、「見えないところ」こそ、神様が優しく見てくださっていると思いますよ(^^♪