役員コラム

2020.03.05

“吐く”から“叶う”へ

㈱あさひ合同会計 副所長 藤原 耕司

小学校のPTAが企画してくださった教育講演会に参加した。

講師はお笑い芸人コンビTIMのゴルゴ松本さん。
学校の先生(校長先生も)が犬や志村けんさんの物まねをすることになるなど、生徒と一緒に先生も保護者も大盛り上がり。
さすが芸人。

でも、テーマは“命”について。

ゴルゴ松本さんは、芸人活動と並行して、少年院や各教育施設での講演も多い。
当日も大半は子ども達に向けた熱い語りかけ。
中でも印象的だったのが漢字の意味を交えながらの激励。

例えば「吐」くという漢字。へんは「口」、つくりは「土」。

このうち、つくりの「土」を分解すると+(プラス)と-(マイナス)。
プラスもマイナスのことも口に出すことが「吐」く。
もし、夢や目標を実現させたいなら、マイナスの言葉は口にださないこと。
つくりが+だけになると「叶」う。
本当の言葉の由来は違うのかもしれないが、なるほど、と引き込まれる。

最後は子ども達との質疑応答もあり、予定の時間を大幅に延長して終了。


年を重ねると、現実的で余計な“つっこみ”をしがち。

斜に構えても、格好いいと思うのは自分だけで、良いことは一つもない。
言葉遊びといえばそれまでかもしれないが、素直に受け止めたい、そういう話が多かった。

なお、「男」へんはないが、「女」へんの漢字は100以上(私のうろ覚え)だそう。
物事の「始」まりも「女」性が土「台」になることから、と読める。
母を、恋人を、妻を、大事に大切に。
少し反省。