役員コラム

2019.03.03

小さなことで褒められる

 

㈱あさひ合同会計 副所長 藤原 耕司

 税理士にとっても歯は命?かどうか分からないが、お客様と接する機会も多く、毎日飲むコーヒーによる歯への着色が気になってきたこともあり、約2年ぶりに歯を見てもらった。

 朝晩はもちろん、このところ昼もできるだけ歯を磨く習慣にしていることもあり、着色以外は問題ないだろうと内心思っていたが、いくつか指摘を受ける。
「磨き残しが結構ありますね」
「歯石が残っていますね」
「磨く際の力の入れ過ぎで、歯茎が一部すり減っていますね」などなど。
少し自信があった分、指摘されると余計にがっくり。それでも最後に、
「虫歯もなく、歯の状態そのものはまあまあ。年齢からみて100点、100点。」

 高いレベルで満点ということはなく、しかもよく考えると、まあまあなのに100点とはおかしいが、褒められ、しかも100点を2回繰り返されると、やっぱり嬉しい。

 最後に「でも、3か月後くらいにもう一度健診にきてくださいね」と促されると、素直に聞き入れ、次回の予約も入れ、これからも歯を大切にしようと前向きな気分で帰途につく。

 弊社では2月に期待の若手新人が1名入り、4月にはグループ会社のネットリンクスを含め計3名、新卒の学生が入社する。
 私は周囲、時にはお客様から、100点ではなくても、その時々のレベルでできたことを褒められ、少しずつ仕事のおもしろさを感じられるようになった。

 縁あって入社してくれた新入社員には、仕事を覚えるまでは歯がゆいことも、挫折をすることもあるだろうが、自分ができることにしっかり取り組み、そして褒められ、小さな成功体験でも、それを重ねることで成長してもらいたいと思う。

 新入社員が皆、私のように単純ではないかもしれないけど。