役員コラム
2018.02.01
祈りの言葉
㈱あさひ合同会計 取締役 今田 泉美
新しい年が始まりました。ひと月過ぎましたが、みなさまはどのようなスタートを切られたでしょうか。私は清々しい元日に、その年の「祈りの言葉」を作ることにしています。少々、いえ、かなり恥ずかしいのですが、その一部をご紹介いたします。
『祈りの言葉 2018年』
日々の仕事を
神さまからいただいた仕事と受け止め
愛をもって誠実に、今日も勤めさせていただきます。
みんなが
今日一日、感謝で仕事ができますように。
今日一日、笑顔で仕事ができますように。
どうぞ、今日もお守りください。
その先に、お客様、そして私たちの幸せもあると信じます。
ありがとうございます。
始めたのは3年前のお正月でした。当時の私は、感謝したくてもできない、笑顔でいたくてもできない、もどかしく辛い時期でした。悶々としている自分にも嫌気がさし、何とかこの状況を脱出したいと思っていました。
考えた末に、こうありたいという願望を言葉にし、毎朝、自分に言い聞かせてから一日を始めることにしました。一日だけなら頑張れると思ったからです。それが「祈りの言葉」です。毎年、その年らしい言葉に書き換えていますが、基本的にはほとんど同じです。
私はこの言葉を毎朝読み上げてから出勤するようになりました。前日どれほど落ち込むことがあったとしても、引きずることなく、新しい一日を「元日の心」のように始めたいという一心です。もちろん、元来、私は怠け者なので、つい祈ることなく出かけてしまうこともたびたびあります。でも、やめてしまうことはありませんでした。
昨年の秋、小さな変化がありました。一日を終えて就寝するときに思わず「あ~幸せだなぁ」と、ひとり言が口から出たのです。これには、自分でも驚きました。それ以来、ずっと「ありがたいなぁ、幸せだなぁ」という感覚があるのです。
私自身が何か特別なものを得たから幸せ、という訳ではありません。日常は相変わらずです。ただ、願いはすべて聞き届けられている、という絶対的信頼感とでもいうのでしょうか。たとえ、ありがたくないことを頂いたとしても、神さまのおはからい。今の私に必要なことだろうからおまかせしていけば大丈夫、と信じられるようになりました。これはお恵みだと思います。
最近、お世話になった大切な方を見送ることがありました。命にはやはり限りがあるということを思い知らされます。今日、生かされているだけでも、充分に特別なことなのです。だからこそ自分に与えられた一日を感謝して、日々を積み重ねてまいりたいと思います。
みなさまもどうか2018年をごたいせつに。