役員コラム

2014.07.01

社員旅行後の雑感

㈱あさひ合同会計 取締役 古川 達也 

 先の6月6日、7日に一泊二日で社員旅行に行かせていただきました。今年の宿泊地は大阪の道頓堀です。幹事と旅行会社さんにUSJ(大阪ユニバーサルスタジオ)・住吉大社・四天王寺・インスタントラーメン発明記念館を回り、お昼にたこ焼きを自分で焼いて食べ、マイカップヌードルを作ってお土産にするという見学型と体験型の折衷プランを作っていただきました。おかげさまで、怪我や事故もなく、何とか天気にも恵まれ、楽しい旅行となりました。

 社員旅行は毎年6月の月初に行っています。会計事務所は、12月の年末調整から1月の法定調書の作成、3月の確定申告を経て3月決算申告のある5月末まで繁忙期が続きます。やっと一息つけるのが、この時期になるというわけです。幹事は、社員の持ち回りで2名が選任され、旅行会社との折衝、「旅のしおり」の作成、買い出し、最終精算などとても大変です。経験者は幹事の苦労がわかっていますし、今後の幹事候補生は明日は我が身なので、協力し合って旅行を作ります。
 それぞれの場所では、集合・出発時間が設けられているのですが、旅行中その時間は、1分の遅れも出ることはありませんでした。大人ばかりなので当たり前と言えば当たり前なのですが、結構すごいことかなと自画自賛しておきます。時間通りに運行して下さったバスのドライバーさんの能力にも驚かされました。このような社員旅行をさせて下さったお客様にも本当に感謝しております。

 大阪について感じたことを一言で言えば、「大都会」です。とにかく人・人・人。いったいなぜこんなにも大勢の人が集まるのか。USJでは、半数は修学旅行生、あと半数は外国人観光客といった印象でした。道頓堀は、台湾・中国・韓国・東南アジア・米国・ヨーロッパからの多国籍なお客様が一堂に会している場所でした。これが、大阪・東京という「国際的大都市」の証しになるのでしょうか。受け入れる側も英語・中国語・韓国語などに柔軟な対応ができる人が多く、さらに驚かされました。大都会で生活していくためには、それ相応のスキルがいることだけはわかりました。

 岡山に戻っての第一印象は、「田舎」。これは決して悪い意味ではなく、疲れなくて良いと思います。ただし、ビジネス、文化・芸術、刺激などを得ようと考えると岡山からの流出もある話だとは、思います。雑多な人の集まりや人口の大きさなど暮らしのあるところに文化が発生し、外部に発信していく。そんなオカヤマは、住民の幸せにつながるのでしょうか?

 岡山には、この秋、西日本の旗艦店と位置付けられたイオンモール岡山が誕生します。外部に対して開国の窓を開けると、多くの人が集まります。もちろんビジネスチャンスも膨らむと思いますが、なじみのないほどの人と車に疲れるかもしれません。街が、人のエネルギーを糧として成長するのであれば、その変化を楽しもうと思います。