スタッフブログ

2022.01.07

ゴヘイとゴシタン

㈱あさひ合同会計 櫛引

 11月1日からNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」がスタートしました。聞こえてきた馴染みある言葉に、広島の話しだろうなと思ってよく観ると、岡山が舞台のドラマでした。後楽園の旭川のほとりを散歩する描写があり、その近くの商店街の和菓子屋が主人公の実家と設定されているので、勝手に表町商店街をイメージして観ています。

 ラジオ英語講座と共に生きた祖母、母、娘の3世代のドラマとなるそうで、ヒロイン(祖母)と相手役が仲良くなるきっかけが、ラジオ英語講座となっていました。岡山と英語に何の繋がりがあるのか?と思っていたら、同じくNHKの番組で、児島を中心とした繊維業の発展のおり、繊維関連の機械を導入するには、海外の技術習得の為に英語が必要で、児島の若者たちは英語習得に勤しんでいたとのこと。

 私は、児島の下津井出身で、NHKラジオの基礎英語を聞いたりもしましたが、英語は全然ダメでした。その時代に生まれてなくて良かったです。

 その英語に関連したエピソードがありまして、子供の頃、友達と鬼ごっこ(あて鬼)をしていて、家と家の間の路地を利用して逃げていた時に、一緒に逃げていた友達が急に「ゴシタン!ゴシタン!」と叫んで向かってきて、私は何のことか分からず立ち止まって友達とぶつかり、結果、友達が来た方向から鬼が来て、二人ともあてられてしまいました。「何で下がらんかったん!」と言われたので、「ゴシタンって何?」と聞くと、「後ろに下がることじゃがぁ」と言われ、なおさら「?」が頭をめぐりました。「ゴヘイは前へ・ゴシタンは後へ」は下津井では当り前だそうです。

 それから十数年後、昔の職場で4級船舶の免許が必要でしたので、講習を受けに行きました。講師の先生から「船を動かす時、ゴヘイは前、ゴシタンは後です。」と昔聞いたことがある言葉が、すると「ゴヘイはGo ahead(前へ)ゴシタンはGo astern(後へ)が語源です。」とさらり。あの言葉の語源が英語だったなんて、「下津井の漁師さんはハイセンスだな!」と驚いたことを思い出しました。

 ただ、今回調べたところ、日本各地で訛りはあるみたいですが、船乗りさんには当り前の言葉だそうです。

 日常の言葉の語源をたどると外国語だった。というだけでなく、偉人の行動が語源だったり、意外な地名が語源だったりと調べてみると面白いことが発見できそうなので、気になる言葉は語源を調べてみようと思いました。