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「春」

 会計事務所は12月から3月と5月が繁忙期です。12月は年末調整、1月は法定調書と償却資産税の申告、そして2月から3月は個人所得税の確定申告という一大イベントを迎えます。

 年末調整業務がピークを迎える12月中旬頃から年末にかけては冬至と重なり、外がすぐ暗くなり、長い夜がやってきます。また、確定申告計算を行う2月から3月中旬は一年で一番寒い時期になります。毎年の事ですが、厳しい環境・厳しい業務という二重苦を乗り切らないと春が来ません。西大寺観音院の裸祭が終わると備前平野に春が訪れると言われていますが、この時期はまだまだ寒く、実感では、奈良の東大寺二月堂のお水取りが終わると、少し春らしさを感じます。年末調整の時期には真っ暗だった夕方に薄明かりが戻り、「ああ、日が長くなったなあ」と声に出すことがあります。
 本稿を書きながら、ふと西大寺の会陽の起源が知りたくなり調べると、二月堂のお水取りと同じ修二会(しゅにえ)というものでした。旧暦の2月はインドの正月にあたるので仏の供養を行うためとありましたが、外国にはそのような行事もなく本当の起源はわからないとも書いてありました。日本独自の風習で冬に別れを告げ、春を迎えるための行事だったのかもしれません。

 冬場の過重な業務と寒さは、何度経験しても慣れることがありません。弊社の創業者奥山ケ先生が上梓した『天窓』という随筆に「禅の坊さんは毎朝早く起きるけれども、早く起きることに慣れることがない。毎朝つらいんですよ。」という一節があります。奥山先生が国清寺の華山恵光老師から聞いた話だそうですが、私は毎年なぜかこの文章を思い出し、厳しい修行を積んだ禅僧でもそうなのだから、何の修行もせず、ダラダラ暮らしている私がつらいのは当たり前と、凡そ言い訳にもならない理由を自分自身に言い聞かせています。

 毎年この時期を乗り越えて来られたのは、同じように苦闘し続けた事務所の仲間たちがいるからだと信じています。「完成するまで、続けること。より良いものにするためには、何度でも再考し、苦労を厭わずやり直すこと。困っている人は助けてあげること。」このような当たり前の行動に支えられて一冬、一冬を越えてきました。
 私たちは、良かれと思ってとった行動が必ずしも報われないことも、相手を思う気持ちのすべてが伝わるわけではないことも知っています。ただ、世の中のほとんどの仕事は、自分以外の誰かの協力がなければ何一つできないことも十分に知っています。自分しかできないことは自分が率先して行い、自分ができないことは誰かに手助けしていただく。その誰かのできないことを、自分が助けてお返しをするのが美しさなのだと信じます。
 乗り越えた先に来る春は、わずかな期間です。十分に堪能しましょう。

平成27年4月
古川 達也

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