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「瀬戸大橋」

 今年のお盆休みには、東京から友人家族4人が岡山にやってきました。広島カープファンの友人家族は毎年広島でお盆休みをすごしており、そのついでに岡山にも何度か来てくれたことがありました。昨年、上京して家族で会った時に、讃岐うどんの話になりこの夏の四国への旅が決まりました。友人のリクエストは6つ。本物の讃岐うどんを食べる事。鳴門の渦潮を見学する事。四国の名城を巡る事。桂浜で竜馬像を見る事。道後温泉に浸かる事。金毘羅さんにお参りする事。でしたが、もう一つ、私のリクエストで阿波踊りを追加してしまい、四国一周の、良くいうと濃厚な、悪くいうとせわしない二泊三日の珍道中となりました。

 四国への交通手段がフェリーしか無い時代には、四国内の高速道路も整備されておらず、岡山のついでに四国を一周するなどという事は考えられないことでしたが、瀬戸大橋のおかげで、岡山と四国は一つの文化圏となり、弊社の社員には坂出から通勤している者もいる時代になりました。瀬戸大橋の開通によって、四国との距離は大きく縮まったのです。

 小学校の高学年のころ、祖父に連れられ従兄弟たち3人と屋島に行ったことがあります。その時に初めて本州と四国を結ぶ橋が建設中だという事を祖父から教えてもらいました。「洋一、瀬戸大橋が出来るころには、きっとわしは車の運転が出来ん。そのころには洋一が免許を取っとるじゃろうから、おばあさんと一緒に四国に連れてきてくれえよ。」祖父からは、その後も何度か同じお願いを聞いたものです。世紀の大事業の完成をとても楽しみにしていたのでしょう。
 平成元年4月に瀬戸大橋が開通しました。祖父の予言通り、祖父は家族から免許証を取り上げられ、私は運転免許も車も取得していました。しかしながら、私は祖父の度重なるお願いをすっかり忘れていました。
 開通から1週間後の日曜日の早朝。祖父からの電話が鳴りました。「洋一、今日は暇じゃあねえんか。よかったら瀬戸大橋を渡ってみんか。」まだ半分寝ていた私は面倒くさかったんだと思います。「今日は忙しいんじゃ。また今度にしよう。」と誘いを断ったのでした。
 それから数週間後、祖父が自転車で転んで入院したと言う一報が入りました。病床の祖父に「退院したら瀬戸大橋を渡って四国に行こうな。」と声をかけましたが、祖父はそのまま病院で息を引き取りました。

 私の人生の中で最も後悔した出来事です。この出来事以来、人から誘われたら出来るだけ断らずにおこうと過ごしています。多少無理をしてでも何にでも積極的に参加をします。やるかやらないか迷った時には、GOと決めています。当然、失敗もたくさんありますが、あの時の後悔を二度と味わいたくないのです。

 「トムソーヤの冒険」の著者、マーク・トウェインの言葉をセミナーで習いました。「やったことは、例え失敗しても、20年後には、笑い話にできる。しかし、やらなかったことは、20年後には、後悔するだけだ。」
 後悔しない人生を過ごすために、20年後にみんなで大笑いできるような失敗を、これからもたくさん積み重ねていこうと思います。

平成26年9月
前田 洋一

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