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ホーム > コラム > 『思いやりポイント』 今田 泉美           

思いやりポイント

先日、知人からある講演会のご案内をいただいたので、参加をしてみた。テーマは「高齢者の安心生活を求めて」というもの。この日、会場の受付でいただいたパンフレットの文字が私の目に飛び込んできた。「(高齢者の不安)病気になったときの医療手続きは誰がしてくれるの?」



そういえば、私にも覚えがある。急性胃腸炎になったとき、自分で運転して病院に行くのもつらかった。しんどくて、もうろうとした意識のなかで、いろんな不安がわいてきた。もしこのまま緊急入院させられたらどうしよう。手術して、1週間もかかったらどうしよう。明日は給料計算をしないといけないのに。入院給付がでるのは、どこの保険だっけ。そんなことまで頭をかすめた。体力のある今でさえ、急病の時にはそんな状態になる。加齢とともに身体能力や判断能力が低下したときに、果たして面倒な事務手続きなどできるのだろうか。


今回の主催者はできたばかりのNPO法人だ。高齢者は「病気になったら・・・。認知症になったら・・・。」など、日常生活の不安をたくさん抱えているだろう。その不安に対して、しかるべき医療手続きや後見人申請手続きをするなどの身上監護の啓発と普及、また専門的支援を行う「身上監護士」の育成などの活動をしていくらしい。具体的にどんな支援をしていくのか、あまり触れられていなかったが、高齢者のプライバシーにどこまで立ち入っていいのか、後にトラブルにならないようにするにはどうするのか、現実的には今後クリアしていかなければならないことが多そうだ。


祖母は一人暮らしをしていたが、日中は家に鍵をかけていなかった。毎日、近所の人が来て、お茶を飲んでは祖母と世間話をして帰っていった。急な雨降りのときには、近所の人が手早く洗濯物を取り込んでくれた。このようなご近所のおせっかいが当たり前にあった。おせっかいというと聞こえが良くないが、高齢者へのいたわりといずれは自分達も通る道だからできることをさせていただく、という思いやりだと思う。

これからの社会においても、こんな思いやりがご近所同士でできるように、お互いが意識して信頼関係を築いていくことが基本的に大切だろう。さらに国や行政による社会保障制度としても整備が進められ、高齢者にとって思いやりのある社会になればもっと安心できるのにと思う。


自分が高齢者となって身体のあちこちが不自由になったときを想像してみよう。
腕や足が痛いと、普段のゴミ出しを手伝ってくれるだけでもいい。寒い時期になり、コタツを押入れから出して組み立てたり、季節が終わって、コタツ布団まで洗って片付けてくれたらとても助かるな。その後、お茶でも一緒に飲んでくれると、なお嬉しい。このような、思いやり役務をした人に対し、「思いやりポイント」を付与する。役務の提供を受けた人は、お金を支払う必要はない。この「思いやりポイント」は、やがて自分が高齢者となったとき、必要な役務の提供を受ける際に使うことができる、なんていうのも一つのアイデア。若い頃からせっせとポイントを貯めておけば、将来、かなりの備えができる。講演会から帰る道すがら、こんな妄想をしてみたが、どうだろう。



老いていく親のこと、そして必ずいつかは自分の老いの問題として、誰もが我が身にふりかかることとして、他人事では済まされない。とても身につまされる。ひとりひとりに、さあ、あなたはどうする?と問われているようだ。





平成22年12月
 取締役 今田 泉美

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