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『夢を見る』

解決できない仕事の上の問題に追いつめられる。車の事故に会う。或いは物を盗まれて途方にくれる。会いたくない人に会う。階段もない高い所から降りなければならない。そして未だに、学生時代の単位不足にうなされる。

目が覚めて夢でよかったと思う。いや、目を覚ます以外に解決する道はないと夢うつつに考える。とにかく、一度目を覚まそうと考える知恵が働く。現実には、仕事上の大きなストレスも、生活に悩ましい問題も抱えていない。それでも、夢の世界は多くの場合、多事多難である。顕在意識は統御できても、潜在意識の世界はいまだに制御不能。恥ずかしいけれどまるで、ゴミタメである。

夢を見る、夢を持つことは大切である。又、良いことであると一般的に言われて来た。現実が厳しい時には、せめて夢で快い一時を味わうことは甘美なものである。夢でなら現実に会い難い人にも会うことができる。それは古来歌のテーマでもある。夢を見ることが肯定的に語られる前提は苛酷な眼前の現実である。

私たちはそこまで苛烈な生活を強いられることはなくなった。恵まれて豊かな暮らしをしている。夢のような生活を手に入れて、逆に寝苦しい夜を過ごすようになった。悪い夢に追いかけられて、逃げるように目を覚ます。

殺人を犯した人が、時が過ぎ獄舎で悔い改めて、生起したことが夢であればと思い、夢から覚めることを請い願うこともあるだろう。しかしそれは夢ではない。とりかえしのつかない現実である。人をあやめる瞬間の心理はわからないが、まるで夢遊病者のように、現実を忘れて罪を犯すのではないだろうか。悪い夢を見たのだ。

夢を見ること、夢を持つこと、夢の実現にむけて行動する、努力することが全て善であると単純に考えて良いのだろうか。夢には良い夢もあれば、悪い夢もある。夢を実現することで、私たちは豊かな暮らしを手に入れた。一方悪い夢も次々に現実化させている。夢を見ることが善であるという前提に立てば当然の帰結である。今時、権利としての自己主張ではなく、さまざまな思いを表現しようとする自己主張が喧しい。ブログとやらいうものが流行らしい。今は夢を見ることを謹む、思いを抑制する、肥大した心の世界を否定する、そんな姿勢こそ必要なのではないか。

奥山ユ

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